2024年3月16日土曜日15:00より、さいたまスーパーアリーナで第99回バスケットボール天皇杯が行われます。
決勝に勝ち上がったチームは昨年と同じ『琉球ゴールデンキングス』と『千葉ジェッツふなばし』です。
『琉球ゴールデンキングス』は西地区1位、対する『千葉ジェッツふなばし』は東地区3位。
昨年の天皇杯、Bリーグチャンピオンシップ2022-23と同じカードと言っても昨年とは大きく違っているようです。
では、決勝戦の見どころを見ていきましょう。
この記事で分かること!
- 『琉球ゴールデンキングス』のチーム紹介
- 『千葉ジェッツふなばし』のチーム紹介
- 対戦成績
- 決勝戦の見どころ
琉球ゴールデンキングス
『琉球ゴールデンキングス』は沖縄県沖縄市をホームタウンとするB1リーグに所属するプロバスケットボールチーム。
沖縄県初のプロスポーツチームです。
設立 | 2006年10月26日 |
本拠地 | 沖縄県沖縄市 |
ホームアリーナ | 沖縄アリーナ |
ヘッドコーチ | 桶谷大 |
チームカラー | シャンパンゴールド スチールブルー パールレッド |
千葉ジェッツふなばし
『千葉ジェッツふなばし』は千葉県船橋市をホームタウンとするB1リーグに所属するプロバスケットボールチーム。
設立 | 2005年 |
本拠地 | 千葉県船橋市 |
ホームアリーナ | 船橋アリーナ |
ヘッドコーチ | ジョン・パトリック |
チームカラー | チャレンジング レッド ライジング プラチナ |
来年はホームアリーナが船橋アリーナから(仮称)LaLa arena TOKYO-BAYに変わります。
チーム成績と見どころ
1.対戦成績
2016-17シーズンから振り返ってみると『琉球ゴールデンキングス』9勝に対して、『千葉ジェッツふなばし』15勝と『千葉ジェッツふなばし』が大きく勝ち越していますが、昨年は『琉球ゴールデンキングス』が3勝1敗と勝ち越しています。
しかもリーグチャンピオンシップでは2連勝して優勝を決めるなど圧倒的な強さを見せています。
ホームの勝率をみると、『琉球ゴールデンキングス』16戦7勝に対して、『千葉ジェッツふなばし』が12戦7勝と『千葉ジェッツふなばし』のホーム勝率が若干高いです。
天皇杯では開催アリーナが普段のホームアリーナではなくなるので、本当に強いチームが優勝すると言えます。
琉球ゴールデンキングス 6勝(H4勝) | 千葉ジェッツふなばし 14勝(H7勝) | 開催アリーナ | |
2022-23シーズン B1リーグチャンピオンシップ | |||
2023年5月28日(日) | W88 | L73 | 横浜アリーナ |
2023年5月27日(土) | W96 | L93 | 横浜アリーナ |
2022-23シーズン B1リーグ戦 | |||
2023年4月2日(日) | W78 | L76 | 千葉ポートアリーナ |
2023年4月1日(土) | L85 | W89 | 千葉ポートアリーナ |
2021-22シーズン B1リーグ戦 | |||
2022年5月4日(水) | W 92 | L 84 | 沖縄アリーナ |
2020-21シーズン B1リーグ戦 | |||
2021年1月2日(土) | W 80 | L 70 | 船橋アリーナ |
2021年1月3日(日) | L 74 | W 80 | 船橋アリーナ |
2021年4月28日(水) | L 87 | W 99 | 沖縄アリーナ |
2021年5月5日(水) | L 89 | W 97 | 沖縄アリーナ |
2020-21シーズン B1リーグチャンピオンシップ | |||
2021年5月22日(土) | L 85 | W 96 | 沖縄アリーナ |
2021年5月23日(日) | W 84 | L 78 | 沖縄アリーナ |
2021年5月24日(月) | L 71 | W 89 | 沖縄アリーナ |
2018-19シーズン B1リーグ戦 | |||
2018年11月10日(土) | W 86 | L 84 | 船橋アリーナ |
2018年11月11日(日) | L 66 | W 84 | 船橋アリーナ |
2019年2月9日(土) | L 62 | W 76 | 沖縄市体育館 |
2019年2月10日(日) | W 79 | L 67 | 沖縄市体育館 |
2017-18シーズン B1リーグ戦 | |||
2017年10月27日(金) | L 61 | W 72 | 沖縄市体育館 |
2017年10月29日(日) | W 68 | L 60 | 沖縄市体育館 |
2018年5月5日(土) | L 76 | W 80 | 船橋アリーナ |
2018年5月6日(日) | L 75 | W 85 | 船橋アリーナ |
2017-18シーズン B1リーグチャンピオンシップ | |||
2018年5月19日(土) | L 61 | W 74 | 船橋アリーナ |
2018年5月20日(日) | L 64 | W 72 | 船橋アリーナ |
2016-17シーズン B1リーグ戦 | |||
2017年2月25日(土) | L 71 | W 89 | 沖縄市体育館 |
2017年2月26日(日) | L 71 | W 80 | 沖縄市体育館 |
2023-24シーズンの成績(2024年2月18日現在)
2023-24シーズンの成績を見ていきましょう。
西地区1位の『琉球ゴールデンキングス』と東地区3位の『千葉ジェッツふなばし』どちらも直近の5試合は直近の5試合は4勝1敗。
『琉球ゴールデンキングス』はBリーグ4連勝に加え、先日のセミファイナルで「川崎ブレイブサンダース」に勝って5連勝中、対する『千葉ジェッツふなばし』はBリーグで「横浜ビー・コルセアーズ」に敗れましたが、先日のセミファイナルで「宇都宮ブレックス」に21点差からの逆転勝ち。
どちらも勢いがあるチームです。
勝率は『琉球ゴールデンキングス』が上回っており、得点は『千葉ジェッツふなばし』が上回っています。
失点は『琉球ゴールデンキングス』が少ないので得失点差は『琉球ゴールデンキングス』に軍配が上がります。
数字だけ見るとオフェンスの『千葉ジェッツふなばし』対ディフェンスの『琉球ゴールデンキングス』と言う感じです。
勝 | 負 | 勝率 | 得点 (1試合平均) | 失点 (1試合平均) | 得失点差 | ホーム [W-L] | アウェイ [W-L] | 過去 5試合 | 連勝/ 連敗 | |
琉球GK | 28 | 12 | 0.700 | 3247 (81.2) | 3069 (76.7) | 178 | 13-5 | 15-7 | 5-0 | W5 |
千葉J | 26 | 14 | 0.650 | 3427 (85.7) | 3271 (81.8) | 156 | 14-8 | 12-6 | 4-1 | W1 |
1試合平均の成績比較
1試合平均成績を見ても両チームあまり変わらないです。
攻撃型の『千葉ジェッツふなばし』対ディフェンス型の『琉球ゴールデンキングス』という構図です。
『千葉ジェッツふなばし』からすれば外からの3Pシュートをどれだけ打てて沈められるかがカギになりますが、昨年の『琉球ゴールデンキングス』のディフェンスはこれに対応できているので今年も同様と考えます。
となると、ヴィック・ロー選手の加入により攻撃の幅が広がった『琉球ゴールデンキングス』の攻撃を『千葉ジェッツふなばし』のディフェンスがどう対応するかによると考えます。
2Qまでにリズムを作れた方が勝つのではないでしょうか。
ここは昨年と変わらず得点力の高い『千葉ジェッツふなばし』のオフェンスを『琉球ゴールデンキングス』がディフェンス力でどう守るか。
また、どこからでも点が取れる『琉球ゴールデンキングス』を『千葉ジェッツふなばし』がどう守るか。
見どころ満載で、今年の天皇杯はとても面白いです!
得点 | シュート数 | シュート 成功率 | 3P シュート数 | 3P 成功率 | フリースロー数 | フリースロー 成功率 | リバウンド数 | |
琉球GK | 80.5 リーグ8位 | 65.9 リーグ8位 | 44.0% リーグ16位 | 27.2 リーグ13位 | 32.7% リーグ17位 | 18.7 リーグ5位 | 73.4% リーグ9位 | 40.9 リーグ3位 |
千葉J | 85.7 リーグ2位 | 70.2 リーグ1位 | 44.4% リーグ13位 | 31.5 リーグ3位 | 33.1% リーグ14位 | 17.2 リーグ11位 | 75.5% リーグ5位 | 39.4 リーグ7位 |
注目の選手『琉球ゴールデンキングス』
『琉球ゴールデンキングス』は注目すべき選手はコート上にいる5人全員です!
今年の『琉球ゴールデンキングス』は今シーズン『千葉ジェッツふなばし』からヴィック・ロー選手が加入したことによりどこからでも点を取れるチームになっています。
『琉球ゴールデンキングス』は得点する人が分散されています。
ロスターの殆どは400点以上です。
PO | PTS | PPG | FG% | 3FG% | FT% | OR | DR | APG | TO | ST | ||
45 | ジャック・クーリー | C | 464 | 15.0 | 58.2% | 11.1% | 74.7% | 155 | 216 | 1.1 | 40 | 28 |
7 | アレン・ダーラム | C/PF | 405 | 12.7 | 43.0% | 30.4% | 65.6% | 74 | 156 | 3.9 | 74 | 18 |
30 | 今村 佳太 | SG/SF | 491 | 13.3 | 40.5% | 30.0% | 79.7% | 25 | 97 | 3.2 | 68 | 33 |
14 | 岸本 隆一 | PG/SG | 403 | 10.3 | 38.0% | 36.4% | 88.9% | 13 | 67 | 3.1 | 60 | 28 |
4 | ヴィック・ロー | SF/PF | 420 | 15.0 | 46.9% | 27.8% | 79.7% | 44 | 168 | 2.4 | 59 | 23 |
PO:ポジション(C:センター、PF:パワーフォワード、SG:シューティングガード、SF:スモールフォワード、PG:ポイントガード)
PTS:総得点数、PPG:平均得点数、FG%:フィールドゴール成功率(2P+3P)、3FG%:3Pシュート成功率、FT%:フリースロー成功率、OR:オフェンスリバウンド数、DR:ディフェンスリバウンド数、APG:平均アシスト数、TO:ターンオーバー数、ST:スティール数
注目の選手『千葉ジェッツふなばし』
『千葉ジェッツふなばし』の注目選手はチームのリバウンド王ジョン・ムーニー選手と多彩なプレイが魅力的な富樫 勇樹選手です。
『千葉ジェッツふなばし』は昨年のチームとガラッと様変わりしました。
ヴィック・ロー選手が『琉球ゴールデンキングス』へ移籍。クリストファー・スミス選手が『オーストラリアNBLブリスベン・ブレッツ(Brisbane Bullets)』に移籍。ギャビン・エドワーズ選手が『宇都宮ブレックス』に移籍しました。
変わって、ディー・ジェイ・ステフェンズ選手、ゼイビア・クックス選手、アイラ・ブラウン選手、トビン マーカス海舟選手が加入しました。
そして2024年3月1日にクリストファー・スミス選手が帰ってきました。
これで、本当にどちらが勝つか分からなくなってきました。
昨年とは違うチームで勝ち上がってきた『千葉ジェッツふなばし』も侮れません。
PO | PTS | PPG | FG% | 3FG% | FT% | OR | DR | APG | TO | ST | ||
33 | ジョン・ムーニー | C/PF | 653 | 18.7 | 57.7% | 31.3% | 77.5% | 126 | 274 | 2.4 | 43 | 38 |
2 | 富樫 勇樹 | PG | 775 | 19.9 | 37.8% | 32.2% | 86.6% | 15 | 53 | 5.0 | 97 | 34 |
31 | 原 修太 | SG/SF | 121 | 6.7 | 35.2% | 32.1% | 75.9% | 8 | 25 | 1.9 | 19 | 11 |
10 | ゼイビア・クックス | SG/SF | 304 | 12.2 | 60.5% | 7.1% | 59.0% | 76 | 148 | 2.8 | 39 | 31 |
50 | アイラ・ブラウン | C/PF | 272 | 7.8 | 47.0% | 40.8% | 68.4% | 47 | 98 | 1.2 | 29 | 25 |
PO:ポジション(C:センター、PF:パワーフォワード、SG:シューティングガード、SF:スモールフォワード、PG:ポイントガード)
PTS:総得点数、PPG:平均得点数、FG%:フィールドゴール成功率(2P+3P)、3FG%:3Pシュート成功率、FT%:フリースロー成功率、OR:オフェンスリバウンド数、DR:ディフェンスリバウンド数、APG:平均アシスト数、TO:ターンオーバー数、ST:スティール数
昨年のチーム成績などはこちらから
第98回天皇杯バスケットボール選手権大会の決勝の見どころ
まとめ
今年は昨年と違ってチームバランスの良い『琉球ゴールデンキングス』が優勢です。
でも、新メンバーとなって伸び代がある『千葉ジェッツふなばし』も手強いことは間違い無いです。
Bリーグチャンピオンシップでのリベンジを果たすと燃えていることでしょう。
今年はパリオリンピックも開催されますのでバスケ人気は増してくることでしょう。
AKATUKI JAPANの代表選手も両チームから選ばれています。
どちらが勝ってもおかしくない!
熱いゲーム展開になりそうです。
天皇杯チケット情報!
残念ながら一般販売分のチケットは予定枚数終了です。(2024.02.19 19:25現在)
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