バスケットボールの試合を映像で観ていると、スタッツという言葉をよく聴きますよね?
バスケットボールのスタッツと言うのは、統計(statistics)のことで、スポーツのチームやプレイヤー個人のプレイ成績をまとめたものを言います。
このスタッツとは何か?その見方を知っているだけで、バスケットボールが更に面白くなります。
この記事は2024年7月3日に更新されています。
この記事でわかる事!
- バスケットボールのスタッツとは?
- チームスタッツの見方
- プレイヤースタッツ見方
- スタッツから分かる事
バスケットボールのスタッツの意味を知ろう
先程、スタッツは統計(statistics)のことで、チームやプレイヤーの成績をまとめたものと述べました。
簡単に言うと、チームスタッツはプロ野球の順位表の様に試合数、勝ち、負け、引き分、勝率みたいなものです。
また、プレイヤースタッツは投手成績や打撃成績の様なものと考えればイメージできると思います。
基本のスタッツを覚えよう
基本のスタッツから見ていきましょう。
基本のスタッツは5つあります。
- PTS(points):得点数
- REB(rebounds):リバウンド
- AST(assists):アシスト
- STL(steals):スティール
- BLK(block shots):ブロック
この5つのスタッツはぜひ覚えておいてください!
また、この5つのスタッツの内、PTS(points):得点数、REB(rebounds):リバウンド、AST(assists):アシストを主要3部門と言います。
TVでよく見るスタッツです。
PTS(points):得点数
PTSはシュートによる得点数のことです。
しかし、PTSは元となるスタッツによって同じ得点でも意味が違ってくるので、注意が必要です。
チームスタッツ | チームの総得点数 チームの平均得点数 |
プレイヤースタッツ | 個人の総得点数 個人の平均得点数 |
ゲームスタッツ | その試合のチームの総得点数 |
プレイヤーゲームスタッツ | その試合の個人の総得点数 |
REB(rebounds):リバウンド
REBはリバウンドのことで、外れたシュートを掴み取ることです。
リバウンドにはオフェンス・リバウンド(OREB)とディフェンス・リバウンド(DREB)があることから、REBをTREB:トータル・リバウンドと呼ぶことがあります。
REB:リバウンド=TREB:トータル・リバウンド=OREB:オフェンス・リバウンド+DREB:ディフェンス・リバウンドです。
チームスタッツ | チームの総リバウンド数 チームの平均リバウンド数 |
プレイヤースタッツ | 個人の総リバウンド数 個人の平均リバウンド数 |
ゲームスタッツ | その試合のチームの総リバウンド数 |
プレイヤーゲームスタッツ | その試合の個人の総リバウンド数 |
AST(assists):アシスト
ASTはアシストのことで、得点したシュートに貢献したパスのことです。
簡単に言うと「得点に繋がるパスを出すこと」です。
パスを出したプレイヤーにASTがつきます。
実はこのアシストとても複雑なんです。
基本5つのスタッツの中でも解釈が難しいです。
何が難しいかと言うと「得点に繋がるパスを出すこと」の解釈です。
言葉の通りパスを受けたプレイヤーがシュートをして得点することが条件になります。
ドリブルをついたり、フェイクを入れたりしてディフェンスをかわしてシュートを打ったり、ファールをもらってフリースローを決めた場合はカウントされません。
但し、バスケットカウントになった場合はアシストになります。
フリースローによる得点はアシストになりません。
もう一つ例外があります。
速攻からの得点はドリブルをついてもアシストになります。
チームスタッツ | チームの総アシスト数 チームの平均アシスト数 |
プレイヤースタッツ | 個人の総アシスト数 個人の平均アシスト数 |
ゲームスタッツ | その試合のチームの総アシスト数 |
プレイヤーゲームスタッツ | その試合の個人の総アシスト数 |
STL(steals):スティール
STLはディフェンスに付くスコアです。
ディフェンスがボールを奪って保持することです。
パスカットの場合は、インターセプトと言いますが記録はスティールになります。
チームスタッツ | チームの総スティール数 チームの平均スティール数 |
プレイヤースタッツ | 個人の総スティール数 個人の平均スティール数 |
ゲームスタッツ | その試合のチームの総スティール数 |
プレイヤーゲームスタッツ | その試合の個人の総スティール数 |
BLK(block shots):ブロック
BLKはディフェンスのプレイヤーが相手のシュートを手に触れて防ぐことを言います。
チームスタッツ | チームの総ブロック数 |
プレイヤースタッツ | 個人の総ブロック数 |
ゲームスタッツ | その試合のチームの総ブロック数 |
プレイヤーゲームスタッツ | その試合の個人の総ブロック数 |
まとめ
スタッツが分かるとゲームをたのしくみることができます。
例えば、チームスタッツを並べて比較してみると、
「相手チームの1ゲームの平均得点が低いから今日は勝てるかも?」とか、
「相手チームのリバウンド数が多いから結構厳しいな」とか、
それぞれチームの傾向が見えてくると、またゲームの楽しみがふえると思います。
ここで挙げたスタッツの他にも色々なスタッツがあります。
3ポイントシュート関連のスタッツ3FG%:3ポイントシュート成功率を見て40%を超えているとこのプレイヤーは3ポイントシューターなんだなとプレイヤーの成績から得意な得点パターンなども見えてきます。
スタッツを知るとバスケットボールが一段と楽しくなりますので、この機会に是非スタッツを覚えていきましょう!
ルールや審判のジェスチャーを覚えたいという方は下記の本がおすすめです。
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