一年の締め。大晦日に『年越しそば』を食べる理由

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一年の締め、大晦日に何故『年越しそば』を食べるのだろう?
毎年当たり前の事のようになっている『年越しそば』なのですが、なんで大晦日なの?なんで「そば」なの?そんな疑問に、月に20食はそばを食べているsato_shigeがお応えします。

この記事で分かること!

  • 『年越しそば』はいつから始まった?
  • 『年越しそば』はいつまでに食べればいいの?
  • 『年越しそば』はなんで大晦日に食べるの?

大晦日に『年越しそば』を食べるのはいつから始まった?

大晦日にそばを食べるようになったのは江戸時代。
江戸時代の中頃、商家では毎月末日に『晦日(みそか)そば』または『三十日(みそか)そば』を食べる習慣がありました。

その後、月末に食べる習慣が廃れてきて、年末の大晦日に食べる習慣が残って『年越しそば』と呼ばれるようになりました。

大晦日の『年越しそば』を食べる理由

なぜ大晦日に『年越しそば』を食べるのか?
その理由には諸説あります。

1.一年の厄災を断ち切る

江戸時代はつなぎの無い十割そばを食べていた為、うどんや他の麺類に比べて切れやすいことから、「今年一年の苦労や悪縁を断ち切る」と言う意味が込められている。

2.健康・長寿を願う

そばは細くて長いため、そばの様に細く長く寿命が伸びて長生き出来る様にと言う願いから。
また、江戸時代は「かっけ」が流行り、そばを食べると「かっけ」にならないと言われたため、健康食として扱われていた。

3.金運上昇を願う

金銀細工を扱う職人さん達が散らばった金粉を集めるのに、そば粉を練って団子状にしたものを使っていたことから、そばは金を集める縁起物となりました。
そばを食べて金運を上昇させようと言う願いが込められています。

薬味のネギに意味がある!

薬味のネギにも意味があります。

  • 一年の労をねぎらう。
  • 神職の禰宜(ねぎ)
  • 祈ると言う意味の禰(ね)ぐ

『年越しそば』は大晦日のいつまでに食べる?

『年越しそば』は新年を迎える直前に食べるイメージがありますが、この時間に食べると言う決まり事はありません。
好きな時間に食べれば良いのです。

年が明けてから食べ続けていると、あまり良くない言い伝えもありますので注意が必要。
なぜかと言うと、「一年の厄災を断ち切る」「新年の運気を上げる」などの意味があるからです。

まとめ

『年越しそば』は食べ残すと新しい年に金に苦労すると言われています。
『年越しそば』は年内に食べ終わり、気持ちよく新年を迎えましょう。

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